
枚方市長尾・藤坂・津田周辺の歯医者さん/あゆみ歯科クリニック長尾 院長が日々感じたこと、あった出来事などを綴ります
こんにちは、枚方市長尾駅前にある歯医者さん あゆみ歯科クリニック 長尾の院長 日野です。
先日普段から行っている勉強会、大森塾のスピンオフ企画である 咬合、顎関節症に対するアプローチコースを受講してきました。
虫歯って削って、型とって、銀歯入れたら『治った』と思いませんか。
でも体感でしかないですが歯医者をやっていて虫歯治療の7割ぐらいが、昔に治している歯のやりなおしだと感じます。
銀歯が悪い!という風潮が昨今強いですがじゃあそれがセラミックだから長持ちするのか、ダイレクトボンディングをしたからいいのかといわれると、素材による差はそこまで重要ではないかなと感じます。
『治した』歯にはその後も日々様々なダメージが与えられます。
時に歯を磨かなかったり
甘いものを次々食べたり
氷を噛んでみたり
アツアツのコーヒーを飲んだり
寝てる間ずっと歯ぎしりをしていたり
歯はこのような過酷な環境に耐えていかなければならないのです。
なかでも歯ぎしりは治療した歯にとてつもないダメージを与えます。
歯ぎしりを消し去ることは困難なので、歯ぎしり運動をしたときに歯に大きなダメージが加わらないようにする『歯冠形態』が重要になります。
今回受講するまでは歯に負担がかからないようにするには形を平坦に近づけたほうがいいと思っていましたがそれが大きな間違いであることを知りました。
銀歯もセラミックも長持ちさせるための一工夫が大事であることに気づかされました。