枚方市長尾・藤坂・津田周辺の歯医者さん/あゆみ歯科クリニック長尾 院長が日々感じたこと、あった出来事などを綴ります
こんにちは、長尾駅横の歯科医院、あゆみ歯科クリニック長尾の院長日野です。
年明けから一ヶ月も経ったと思うと日々の流れの速さに驚かされます。
毎年言ってる気もしますが、今年は例年より寒くないでしょうか?
皆さんも体調には気をつけて下さい。
昨日はあゆみ歯科クリニック長尾は休診日でしたが、夜に本院のあゆみ歯科クリニック松井山手で月1回のドクターミーティングに参加してきました。
あゆみ歯科クリニック松井山手には私を含め9人の歯科医師が所属しています。
月に一回、それぞれが行った治療を発表する機会を設けています。
今回私が発表したのは外傷歯を再植した症例。
「外傷歯」というのは事故や転倒でぶつけてしまった歯のことです。
歯に強い外力が加わると、折れてしまったり、抜けてしまったり、なんともなかったりするのですが、今回は歯が抜けてしまったケースです。
ぶつけて歯が抜けてしまった時は汚れの付着状況や、経過時間にもよりますがそのまま抜けたところに戻すことができ、それを「再植」といいます。
今回のケースは歯が抜けてしまってから3時間経過しており(抜けてから7分以内が再植のゴールデンタイムと言われています)成功率は低かったのですが、抜けた歯が非常にきれいだったことと、患者さんの強い希望もあり、再植治療を行いました。
先日治療から3ヶ月が経過しましたが、痛みや歯の揺れもないということで、治療は成功と言っていいのではないでしょうか(今後も様子見は必要ですが)
もしスポーツ中や転倒したときに歯が抜けてしまった場合は
清潔にする(砂や汚れを落とす程度、ゴシゴシこすらない)
乾燥させない(牛乳や歯の保存液にひたす、手に入らない場合は唇と歯の間にいれておく)
急いで歯医者にいく(頭をケガしていたり、意識が朦朧としている場合は救急病院へ)
ことを覚えておいてください!
抜けてしまってもインプラントやブリッジ、入れ歯で補うことはできますが、やはり自分の歯に勝るものはありません。
虫歯や歯周病も怖いですが、「外傷」にも気をつけて下さい。