枚方市長尾・藤坂・津田周辺の歯医者さん/あゆみ歯科クリニック長尾のスタッフが日々感じたことなどを綴ります
こんにちは! 今回は乳歯について、歯の構造やケア・注意点などを交えてお話ししていきます。
子どもの歯のことを、乳歯といいます。 乳歯は、一般的には早くて生後5~8ヶ月頃から下の前歯が生え始め、2~3歳頃に20本生え揃うと言われています。
ですが、乳歯が生えてくる時期には個人差があり、生えるのが早い子と遅い子とでは半年以上の幅が出ることもよくあります。
そのため、一般的な時期より前後しても過剰に心配する必要はないですが、もしお子様の歯の事で気になる事がありましたら、一度受診してみてください☺︎
次に、乳歯の構造についてですが、永久歯とそこまで変わりはなく、(外側から)エナメル質→象牙質→歯髄によって構成されています。 最も大きな違いは、エナメル質や象牙質の厚さが永久歯の1/2だという事です。
乳歯は永久歯に比べて柔らかいですし、歯質が未成熟で歯の表面が粗く、汚れがつきやすいので虫歯になりやすいです。
また、5〜6歳頃からは次第に生え変わりが始まりますが、生えたての永久歯も乳歯と同様、歯質が未成熟のため虫歯になりやすいです。
虫歯になりやすい乳歯・生えたての永久歯の虫歯予防には、丁寧なケアが大切です⭐︎
◎歯磨き◎ 日々の歯磨きがとても大事です! 歯磨きを始める時期は、下の前歯が生えてきた頃からがおすすめです。自分で歯磨きが出来るようになっても、9歳頃までは仕上げ磨きをしてあげてください。
⭐︎ポイント① 子どもにとって歯磨きは、歯ブラシが口の中に入るという慣れない体験なので、まずは歯磨きの姿勢や口に歯ブラシが入る感触に少しずつ慣れさせてあげるところから始めてみましょう!
⭐︎ポイント② 特に虫歯になりやすい『上の前歯』『歯と歯の間』『奥歯の溝』は、優先的に磨きましょう! 磨き残しがないように、順番を決めて磨いていくのもおすすめです◎
⭐︎注意点⭐︎ 上の歯を磨いてあげる時は、上唇小帯(上唇の裏側と歯茎の間にある筋)に歯ブラシを当てないようにしましょう!歯ブラシが当たると痛くて、歯磨きが嫌になってしまう事があります。上唇に指を添えて少し持ち上げると上唇小帯に当たらず磨けます☺︎
◎フッ素塗布◎ フッ素は、薄くて弱い乳歯のエナメル質を強くしてくれます! フッ素配合の子ども用歯磨き剤を使うのも良いですが、歯医者さんで定期的にフッ素を塗布するのがおすすめです☺︎ 当院では、歯磨き指導やフッ素塗布を行っております! 衛生士が歯磨きのポイント等お伝えさせていただきますので、ぜひ一度ご来院ください❤︎