枚方市長尾・藤坂・津田周辺の歯医者さん/あゆみ歯科クリニック長尾のスタッフが日々感じたことなどを綴ります
みなさまは問診票の既往歴の正しい記入、申告をされていますか?
そしてお口の健康と全身疾患は関連しているということをご存じでしょうか?
全身疾患により口腔内の環境が左右されたり、麻酔の際の確認事項、処方薬にも関わってきます。
既往歴の正しい記入、申告、またお薬手帳の提出はとても大切なことなのです。
さて、今回は日本人に多い糖尿病についてお話していきます。
☆糖尿病とは?
インスリンの作用不足によりブドウ糖が有効に使われず高血糖になる病気です。細小血管障害、動脈硬化を進行させます。
糖尿病患者は年々増加傾向にあります。
糖尿病の診断は血液検査です。
空腹時血糖:126mg/dl以上
随時結党200mg/dl以上
75gOGTT;2時間値200mg/dl以上
HbA1c(グリコヘモグロビン):6.5%以上
(1型糖尿病)
・10~20代の若年者
・インスリンを分泌するβ細胞が破壊される
(2型糖尿病)
・40代以降の中高年に多い
・インスリンの分泌が少なくなる、働きが弱くなる
・遺伝的要因+過食、運動不足、肥満、ストレスなどの生活習慣や加齢によるもの
糖尿病の治療方法は主に食事療法、運動療法、薬物療法になります。
☆糖尿病と歯周病の関連について
糖尿病患者の多くは進行した歯周疾患にかかっている報告があります。
糖尿病の罹患期間が長い、血糖コントロールが良くないほど歯周病の進行が大きいと言われています。よって残存歯数が少なくなり咀嚼機能に影響を与えてしまいます。
また歯周病により炎症性サイトカインの増加がインスリン抵抗性を増して糖尿病を悪化させます。
つまり糖尿病と歯周病は関連性が強いのです。普段の歯磨き習慣や歯科への受診も糖尿病患者にはとても大切なことなのです。
歯磨き時に出血しませんか?
歯がグラグラしていませんか?
最後に歯科へ受診したのはいつですか?
今一度口腔内の環境を見直してみてはいかがでしょうか。
歯科だけでは判断できないこともあります。糖尿病の主治医には受診前に病状の把握や処方薬について確認してからご来院ください。
最後になりますが現代の日本は超高齢社会となっています。
そのため何か病気を持っている方が多くなってきているのが現状です。
歯科から1人でも多くの患者を救えるように私たちも日々頑張っています。皆様の来院心よりお待ちしております。