枚方市長尾・藤坂・津田周辺の歯医者さん/あゆみ歯科クリニック長尾のスタッフが日々感じたことなどを綴ります
口呼吸はデメリットだらけ!口呼吸が及ぼす歯への影響とは
2024/03/08
口呼吸とは?
通常、人は鼻を通して呼吸をします。しかし、鼻が詰まったり、アレルギーがある場合など、様々な理由で口を開けて呼吸をすることがあります。これが口呼吸です。一時的なものであれば問題ありませんが、長期間にわたって口呼吸が続くと、歯や口腔の健康に悪影響を及ぼすことがあります。
口呼吸が歯に及ぼす影響
- 歯並びの悪化 口呼吸を続けると、舌の位置が正常でなくなります。通常、舌は上顎に軽く触れている状態が理想ですが、口呼吸者は舌が下がりがちになります。これが原因で、歯並びが悪くなることがあります。
- むし歯のリスク増加 口を開けて呼吸をすると、口の中が乾燥しやすくなります。唾液には、食べかすを洗い流し、むし歯の原因となる細菌の増殖を抑える役割がありますが、口呼吸による乾燥はその機能を低下させ、むし歯のリスクを高めます。
- 歯肉炎のリスク増加 口の乾燥は、歯肉炎のリスクも高めます。唾液の減少は、歯肉を健康に保つための自然なバリアの機能を弱め、細菌が歯肉に影響を及ぼしやすくなります。
- 口臭の悪化 口呼吸は口の乾燥を引き起こし、それが口臭の原因となることがあります。乾燥した口内環境は、悪臭を放つ細菌が繁殖しやすい環境を作り出します。
口呼吸のデメリット
- 健康な歯並びの妨げ
- むし歯や歯肉炎などの口腔疾患のリスク増
- 不快な口臭の原因
まとめ
口呼吸は、見過ごされがちですが、歯や口腔の健康に多大な影響を及ぼす可能性があります。特に長期間にわたる口呼吸は、歯並びの悪化、むし歯や歯肉炎のリスク増加、そして口臭の悪化など、さまざまな問題を引き起こすことがあります。このような問題を避けるためにも、日常生活での呼吸法に注意し、必要であれば医師や歯科医師に相談することが重要です。